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南海橋本林間田園都市

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小学生や未就学幼児に向けた自然体験学習を主催する「橋本ひだまり倶楽部」。橋本市の豊かな自然環境を生かし、自然と身近に触れ合う中で学び、また思いやりの心も育みます。元気いっぱいに遊ぶ子どもたちの姿はとても頼もしく、希望に満ちあふれています。

橋本ひだまり倶楽部 事務局長 小杉美恵子さん

助け合いの心が自然に育める場所です!

Q.どのような活動をしているのですか?
小杉さん 橋本市内に3箇所ある拠点を中心に、9時〜15時まで自然体験学習をしています。今日(取材時は2018年12月)は自分たちで竹を切った後「門松作り体験」をしました。森に入って竹を切ってきた後、鉢植えにデザインするまですべて子どもたち自身で行います。とても自由な雰囲気なのでやんちゃに遊ぶ子たちも多いのですが(笑)、竹切りにはみんな夢中! もちろん刃物の扱い方もきちんと教え、怪我なく運営できています。ほかにも散策をしたり森の中に木の階段を作ったり、さまざまなことを体験します。会員は現在78名で三石台や小峰台、あやの台の子たちが多いですが、過去には和歌山市や大阪市からやってきてくれる子もいたんですよ。

橋本市運動公園にて「門松作り体験」をする子どもたち

Q.自然と触れ合う魅力ってどんなところでしょう。
小杉さん 寒さや暑さなど季節を感じながら作業するので、まず体力がしっかりつきます。またひとりではできないことが必ず出てくるので、「これ手伝ってくれない?」「僕がやってあげるよ」なんてやり取りも生まれ、助け合いの気持ちが自然と育まれているなと感じます。

林間田園都市は子どもたちが
遊べる森がたくさん!

Q.林間田園都市周辺の自然環境はいかがですか?

小杉さん 和歌山県全体なら整備された人工林が多いのですが、橋本市のフィールドあたりには雑木林がたくさんあるのが魅力です。身近で豊かな自然が楽しめるので、どんぐりや松ぼっくりを拾ったりそれを何かの工作に役立てたり、いろんな遊びができます。たまにうさぎがトントントンって駆け抜けていったりもするんですよ!

ひだまり倶楽部のフィールドのひとつ・橋本市運動公園内にある
「郷土の森 学習体験棟」

お正月飾りを配るとみんな夢中に!
小杉さんもタジタジになるほど勢いよく突進してくる

もともとこの場所(橋本市運動公園での活動拠点)も手入れされていない森だったんですが、私たちは“森林ボランティア団体”という側面もあるので、助成金をいただいて整備しました。今後もまたこのような拠点を増やしていくつもりです。

子どもたちの声に寄り添いながら活動したい

Q.子どもたちにとってどういう存在でありたいですか?
小杉さん 今は、学校で木登りしたり冒険に出かけたり逞しく遊ぶのが難しい時代ですが、ここなら思う存分発散できます(笑)。親御さんも「ひだまり倶楽部なら好きに遊んでいいよ」と信頼してくださっている。子どもたちにとって学校と家庭以外の憩いの場、第3の居場所になればいいなと思います。

Q.今後についても聞かせてください。
小杉さん 非営利型法人を予定しているので、森のようちえんや子育て支援にも力を入れていきたいです。また不登校になってしまった子どもたちの受け入れ場所としても機能させたいと考えています。子どもたちの声に寄り添いながら、みんなが笑顔になれるように努めていきたいですね。

橋本ひだまり倶楽部
TEL:090-8654-0704
橋本市三石台1-5-2-2-1204(事務局)